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江戸城巡り、松の廊下 弁護士 宮岡孝之

江戸城巡り、松の廊下 弁護士 宮岡孝之

富士見櫓を背にして、西側の木立に沿って歩くと日本で1番有名な廊下、松の廊下跡です。

 

ここで起こった事件は皆さんご承知でしょうが、

専修大学出身の時代考証家山田順子さん著「お江戸八百八町三百六十五日」に要旨次のような記載がありました。

 

「元禄14年3月14日、松の廊下で浅野内匠頭が脇差しを抜いて高家吉良上野介に斬りかかり額に傷を負わせた。内匠頭は調べを受けるが、動機を一切話さず。徳川綱吉は十分な取り調べをすることなく、切腹とお家断絶に。上野介には処分なし。これは喧嘩両成敗に反すると言われた。」

 

なお、山田さんは内匠頭が動機を語っていないことから、上野介が加害者と同じくらい悪いと評価することには疑問を呈しています。

 

弁護士 宮 岡 孝 之