ちょっと寄り道-平川門- 弁護士 宮岡孝之
通常、高麗門は橋に正対している。
ところが、平川門は橋の延長上に空き地があり、右手に高麗門がある。
高麗門を入って渡櫓門は右手にあると以前書いた。
その理由は、渡櫓が右にあると攻撃の際、物陰に身を隠すことはできず、敵に身を曝すことになるからと説明した。
ところが、平川門の渡櫓は左手にある。その意味でも通常の作りと違う。
高麗門を入って、右手を見ると石狭間が。
これは大手門にあったものと同じ。
平川門は、御三卿(田安、清水、一ツ橋)の登城口であり、大奥の出入り口でもあった。
3代将軍家光の乳母春日局が門限に遅れた。
この時の門番小栗又一郎は、これを入れず春日局は一晩城外で過ごしたとのこと。
職務に忠実であったとの理由で、幕府は500石に加増。
この子孫が小栗上野介。
弁護士 宮 岡 孝 之

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